健康な身体づくりをお手伝いする仕事をしています。まつさか整骨院 院長 濱口哲治です。
年度が変わり、環境の変化などで忙しくされている方が多いこの時期、来院される患者さんの傾向で「足がだるい」と言う方が多いです。しかし、足のだるさは、ふくらはぎを揉んでも取れない場合があります。そこで今号では、「足のだるさの原因」についてお話しします。
触診で分かること
足がだるい、重たい、つってしまう、などの症状でマッサージへ行った、湿布を貼ったなどしてみたが治らない、と来院される患者さんを触診させてもらうと、実は、足ではなく内臓に不調があるケースがあります。
胃腸が不調
「ここ最近すぐ疲れて、足がすごく重いです。歩けません」と来院された患者さん。触診で内臓に不調が見られました。「そういえば、胃腸の調子がこのところ良くないです」とご自身でも自覚があり、胃腸の調子を整えることで、その後、「足のだるさも良くなりました!」と症状が改善されました。
鼠径管が圧迫される
スポーツ選手で国体選手の方が「足がだるいんです」と来院されました。股関節を通る血管が圧迫されていたのが原因で、だるさが出ていました。鼠径靭帯の緊張で鼠径管が圧迫されると、鼠径管を通っている血管の流れが悪くなり、足がだるい症状が出ます。
塩分が足りずに腎臓が弱る
お年寄りの方が血圧の関係から減塩されていることがありますが、注意が必要です。
「先生、足がだるいです。ふくらはぎも足もだるくて、よく、つるんです」と来院され、触診で内臓の不調が見られました。「血圧は正常です。塩は摂ってないんですよ」と仰るので、足がむくみませんか?と尋ねると、やはり、むくみにも悩んでおられました。
塩を摂らないと、足がむくみます。人間の体の塩分量は海の水と同じ濃さが必要です。塩分が無いと血液が循環しないので、塩分量が足りないことによって腎臓が弱ってしまい、抹消に血液が行かなくなるのです。このような場合には、天然塩やヒマラヤ岩塩などの岩塩を摂ると良いです。 この患者さんは、内臓の治療の結果、足のだるさが無くなりました。
内臓の不調は原因の1つ
足のだるさは、内臓の不調だけが原因ではありません。放っておいたり、自己判断でクリーム塗布や湿布を貼って時間やお金を無駄にすることなく、体の不調を感じたら、一度院長にご相談ください。
まつさか整骨院では、触診も取り入れて本当の原因を追究しています。当院で対応できることは対応し、必要であれば紹介状を用意しています。
今回は、「足のだるさの原因」についてお話ししました。
皆さんの生活が少しでも豊かになればと思います。 まつさか整骨院を、今後ともよろしくお願いします。